目先の利益?長期的な利益?いや価値?

「個人資産を増やす」という点で、資産形成にコミットし始めて数ヶ月。ここにきて気持ちにだいぶ変化が出てきた。

最初はお金の出入りを整えることを意識して、銀行口座の断捨離などに取り組んだ。その他、書籍などの断捨離も。

副業やら、メルカリやらのちょっとした副収入で、少し貯金もできた。先月のイベントは売り上げがよく、正直いって経費と売り上げでいってこいなのではるが、それでも会社の口座残高が100万円を超えたことには、静かに興奮があった。嬉しい。

こうして具体的に資産が増加してきたことで、感情が動き、自信が出てきた。

で、ある日立ち寄った駅ビルで見た5万円のジャケットが欲しくなった。これがあれば、顧客に信用をしてもらえ、さらに売り上げが上がるかもしれない。なにより、自分自身が気分がいい。が、いま5万円の洋服を買うほどの余裕があるかというと、そんなことはない。

個人資産、1千万円を目指す中長期プランでは、今年中にあと70万ぐらいは株式投資用口座に増やしたい。このほとんどが運用益ではなく、貯蓄により形成されるはずのものである。資産形成は初動が大切で、より早く、投資に使えるお金を確保するのが望ましいのである。

お金を使って気分良くなりたい自分と、お金を貯めて安心したい自分。このせめぎ合いが出てきているのである。

が、30代でお金を使って気分良くなったとて、何も残らなかった自分をすでに経験済みである。気分の良さよりも、余裕と安心。貯蓄したい。が、ちょっといま、資産形成に夢中になりすぎて、ストレスが増えているのかもしれない。