コンテンツで学ぶ資産形成と投資の知恵

株取引を始めるきっかけを具体的に作ってくれた本を覚えている。

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これである。インデックス投資、長期積立が主流の現在の株本に比べて比較的アグレッシブだ。藤川さんの本の良いところは、損切りのタイミングをシステム化しているところ。有無を言わさず3日前の安値を超えて下がったら売りに出すよう、毎朝逆指値設定をするところだ。

しっかり個別株取引。そして損益を出し続けないように潔い損切りタイミングの設定。この手法だと、大きく勝つのは数年に1回だが、たとえコロナショックのような大暴落が来ても大きく損したりはせず、逆に暴落後に買いに入れる資金力を残すことができる。少ない資金を最大限に有効活用でき、成長する企業に投資をする株式投資の醍醐味を感じやすい投資手法だ。

 

また、株式投資の土台となる、「投資」思考を教えてもらったのはこの本。

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いわずとしれた株式投資の神様ウォーレン・バフェットの超長期戦略の土台となる考え方を示している本だ。この本、中古市場にもあまり出回らず、ロングセラーであるために、かなり多くの人が書棚に置いて参考にしているようだ。

 

タイトルどおり「財務諸表」をいかに読むことができるか、という点でも興味深かったが、バフェットの「知らないものには投資するな」「自分ともっとも近い、肌感覚で景況感がわかる業界に投資せよ」という教えがもっとも学びであった。

 

じつは、この「自分ともっとも近いものに投資せよ」という考え方を知ったことで、自分で会社を興した経緯がある。なぜならば、少ない資金を自分がもっともよく知ることに最大限投資をするのであれば、投資先は自分自身だ!と思えたからだ。

現在は自分の事業を育てることと、株式投資との両方の経済的活動を支える土台を提供してくれた本なのだから、これは手放せない。私自身もずっと書棚に置いていて、時に読み返している。

 

ほか、本ではないが、YouTubeでも1年をかけて株式投資を学び続けていた。

 

今や有名人の高橋ダンさん。YouTubeで発信を始めた初期の動画が特に役にたった。彼の超長期戦略の際のポートフォリオの作り方は、現在も自分自身のポートフォリオの作り方の基本になっている。

ポートフォリオには、逆相関関係にあるものを一緒に保有して、一方が高騰したら、少し利確をして、下落しているもう一方を安くなっているうちに買い足すというものだ。大きくは稼げないが、資産を守るという視点では安定したポートフォリオの組み方である。まあこれは、投資ファンドを買ってしまえばプロがやってくれる運用を自前でやるようなもので、手数料が惜しく、時間がそれなりに使えるひとが試してみたらいい。

いまもコンテンツは残っているはずなので、動画視聴をオススメするが、時間がない人は本を読んでみてもよいだろう。

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また、これもまた2年ほどでずいぶん有名になった「お金の大学」のコンテンツも、株式投資とその周りの資産形成全般の考え方にかなり役立った。無駄を極力排除して、貸せる力を上げ、極力貯蓄をして投資にまわし、金融資産構築だけでなく、自らの稼ぐ力を上げるための投資もしていこうという、わりにマッチョな資産形成コンテンツである。実行すれば生涯に数百万は確実に変動するのではという優良なコンテンツばかりである。

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投資とは少し離れるが、お金に関して書いている本で好きなものをふたつ上げておく。特に田中学さんの「お金のむこうに人がいる」は、稼ぐこと=誰かを騙したりしてお金を奪う行為と思ってしまいがちな人にとっては、とても有益だ。お金の向こうには必ず働いている誰かの姿がある。

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あとはもっと、基本となるお金の精神論とでもいえるような、松浦弥太郎さんの書籍。若い時に事業をはじめて、さまざまな形で活躍してひとかどの人になった松浦弥太郎さん。ご自身が苦労しながら数十年かけて身につけたことが結晶化されている。

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と、ここまで書いて思うのは、自分なりにお金について研究をしてきたし、なにかお金にまつわることが、とにかく好きだなぁということだ。もちろんたくさんあれば嬉しいし、お金を使う先とか、消費・投資・浪費のような使い方の種別を自分なりに考えてみたりとか。それは、生活をちょっと工夫してよりよくしていくことが好きだという態度にも通じるものがある。